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| 『人生はレモンスカッシュ』 |
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| はしだて えつこ(作・絵)/銀の鈴社 |
結婚ってなんだろう。
もともと他人同士の二人。「あなたが居るだけで幸せ」や、出会った事さえ運命だと信じてしまう。そしてかけがえの無い存在となって結婚。生きている間、いえ命の炎がゆらぎ消えても永遠を誓う事に何の疑問も不安も感じないのが結婚。人生において、他人同士の結びつき、強いていえば本人とその周りの人たちの結びつきのなかで、波乱万丈の出来事が起こる可能性を無視しているのが結婚。あたかも気がつかない振りをしているのかもしれない。結婚ほどポジティブになるものはないかもしれない。
さて、冒頭から「結婚とはなんぞや」なんて堅苦しい永遠の課題をだしたけど、今回の絵本『人生はレモンスカッシュ』は、手のひらサイズの可愛い絵本。レモンスカッシュのように愛が随所に飛び跳ねて、若い人の「愛」をちっとも厭味に感じない。炭酸系のさわやかさかな思い出の回想録ともいえる。結婚にも後で胸の奥から込みあげるゲップのような試練はあるけど、それも人生に例えるなら一瞬の出来事で、受け入れる構えの姿勢があれば二人で乗り越えられると、決意を愛する気持ちに込めてある。
この絵本のお話しは、引っ越しの片付けの際に見つけた自分の古い日記から、夫との関わりを見つめなおしている。古い日記を手にした時に今の時間が止まる。どんどん過去にさかのぼっていくタイムカプセルの空間を楽しみながら愛を再生しているかのようだ。
日記のストレートな表現に恥かしい…。夫になった彼との思い出がいっぱいある。忘れていたはずじゃないけど、彼の存在があったから今の自分があるのだわ。引っ越しを機に大事な思い出の品も処分しちゃおう。古いものに感傷的になるのもいいけど向上心の芽が摘まれそうだから整理しましょう。そこから新たなる力が湧いてきそう。新居で最初にやる事は、夫へのラブコール。
「今でもギラギラに愛しているよ」 ってね。
【紹介者あとがき】
こういう風に一緒に暮している事を考え直す機会がもてれば、だれしも幸せな結婚生活がおくれるのかもしれない。人と人との結びつきは硬いようでもろい。夫婦の気持ちのすれ違いは、地面に出来た小さな溝のようで、修復しようと努力しなければ深くて広い亀裂になって広がるのだと思う。結婚とは忍耐と努力と愛の再確認が常に必要かもと思わざるをえない、絵本のなかの二人にレモンスカッシュで乾杯〜。そして今の生活に疲れ気味の貴方も思い出のレスカを飲みほしてみてね。
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